2017年3月に三越伊勢丹HDの社長を辞した大西洋氏が18年6月末、羽田空港の旅客ターミナルを運営する日本空港ビルデングの副社長に就任する。大西氏は羽田で何をする気なのか? 徹底的に聞いてきました。
本連載は「この人の『勘』や『感』の見方を知りたい!」と思った方にお会いし、仕事に「勘」や「感」は必要なのか。そして、どのように磨けばいいのかについて、成功談も失敗談も含めて聞いていくものです。それも、難しい書き言葉ではなく、分かりやすい話し言葉で。読者の皆さんにとって、未来に向けたヒントになれば幸いです。
今回は三越伊勢丹HD(ホールディングス)前社長の大西洋さんにご登場いただきました。大西さんは17年3月に三越伊勢丹HDの社長を辞し、個人として、地方創生や日本の文化発信など、さまざまな領域における活動を続けてきました。カルチャーやライフスタイルも含めた、広い意味でのファッションが良くなっていくこと、“日本”をグローバルに発信していくことなど、思いに一貫したものを持っていらっしゃる方です。
その大西さんが18年6月末、羽田空港の旅客ターミナルを運営する日本空港ビルデングの副社長に就き、7月には100%子会社である羽田未来総合研究所の社長に就任されるのです。ゼロから創り上げていく新しい組織で、何をゴールにしてどんなことをやっていこうとしているのか。あれこれ聞いてみました。

日本のカルチャーを横串しにするプロジェクトを立ち上げる
川島 大西さんは日本空港ビルデングの子会社として設立する羽田未来総合研究所の社長になると聞きました。具体的にはどのような仕事をされるのでしょうか。
大西 何をやるかについては正直言ってこれからというところですが、いくつか新しいことを考えています。
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