「ディーン&デルーカ」「トゥデイズスペシャル」「シボネ」「ジョージズ」を運営するウェルカム(東京・渋谷)の横川正紀代表は、「1:3の法則」に従って経営を見直している。「アートとサイエンスの双方が必要」という横川代表独自の経営論とは?

 本連載は「この人の『勘』や『感』の見方を知りたい!」と思った方にお会いし、仕事に「勘」や「感」は必要なのか。そして、どのように磨けばいいのかについて、成功談も失敗談も含めて聞いていくものです。それも、難しい書き言葉ではなく、分かりやすい話し言葉で。読者の皆さんにとって、未来に向けたヒントになれば幸いです。

 今回は前回(「ディーン&デルーカの“危機”で横川代表が気付いた大事なこと」)に続き、ウェルカム(東京・渋谷)の代表を務める横川正紀さんに登場いただきます。食のセレクトショップ「ディーン&デルーカ(DEAN&DELUCA)」(以下、D&D)をはじめ、「トゥデイズスペシャル(TODAY'S SPECIAL)」や「シボネ(CIBONE)」「ジョージズ(GEORGE'S)」など、さまざまなショップを手がけている横川さん。

 前回は大学で建築を学んだものの、街づくりから店づくりをやりたくなったこと、投資家とクリエイターをつないで事業を導く仕事についたこと、今は順風満帆に見える「D&D」の紆余曲折などについて、お話を伺いました。今回は、横川さん流の経営について、聞いてみたいと思います。

ウェルカム代表の横川正紀氏は1972年東京生まれ。2000年にジョージズファニチュア(現ウェルカム)を設立。「シボネ(CIBONE)」や「ジョージズ(GEORGE'S)」など複数のライフスタイルブランドを展開。同時に併設するカフェをきっかけに食との関わりを深め、03年にニューヨーク発「ディーン&デルーカ(DEAN&DELUCA)」の日本での展開をスタート。07年以降は六本木の国立新美術館のミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」をはじめ、公共施設やコンセプトストアのディレクション業務、内装設計、コンサルタント業務なども積極的に行う。その後も、12年に食とくらしをテーマにしたショップ「トゥデイズスペシャル(TODAY'S SPECIAL)」を展開するなど、衣食住の垣根を越えた新たな試みを重ねて「味わいあるくらし」を提案している
ウェルカム代表の横川正紀氏は1972年東京生まれ。2000年にジョージズファニチュア(現ウェルカム)を設立。「シボネ(CIBONE)」や「ジョージズ(GEORGE'S)」など複数のライフスタイルブランドを展開。同時に併設するカフェをきっかけに食との関わりを深め、03年にニューヨーク発「ディーン&デルーカ(DEAN&DELUCA)」の日本での展開をスタート。07年以降は六本木の国立新美術館のミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」をはじめ、公共施設やコンセプトストアのディレクション業務、内装設計、コンサルタント業務なども積極的に行う。その後も、12年に食とくらしをテーマにしたショップ「トゥデイズスペシャル(TODAY'S SPECIAL)」を展開するなど、衣食住の垣根を越えた新たな試みを重ねて「味わいあるくらし」を提案している

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