サクラクレパス(大阪市)が自分好みに仕立てられるボールペンを発売し、「満足度が高い」と文具好きや業界関係者に注目されている。見た目を変えて選択肢を増やすといった、ありがちなカスタマイズではないという。一体、どんなものなのか。
サクラクレパスのボールペン「SAKURA craft_lab 006」が、文具好きや業界関係者に注目されている。自分好みの仕様にカスタマイズできる点が特徴で、2021年11月1日から出荷が始まり、全国の文具店(一部店舗)に順次並び始めた。
ボールペンが、胴軸、キャップ、頭冠から構成される「ボディ」、グリップ、口金、ロゴプレートの「コア」、そして「クリップ」と3つのパーツに分かれていて、それぞれに選択肢が用意されている。しかも、それらの選択肢は見た目の違いだけではない。よくあるカスタマイズの枠を超えているのだ。「リフィル(黒インク)」も色合いの違う6種類があり、それらを組み合わせて仕立てた1本は満足度が高いと評判だ。
例えばボディはすべてアルミ製だが、「ブラック」はグロス仕上げで艶のある万年筆のような質感である一方、「グリーン」や「ネイビー」は下地にヘアライン処理されたうえ、アルマイト加工も施してあって鈍く輝くマットな質感だ。そして「シルバー」は無垢(むく)のアルミからの削り出し。好きな色をただ選ぶだけではないことが分かるだろう。
コアは洋白(銅などから構成される合金)製の「シルバー」、真ちゅう製の「ゴールド」、アルミ製の「ブラック」、ブライヤー製の「パイプウッド」から選べる。色と素材が違い、その素材の違いによってペンの重さも変わる。クリップは「ブラック」「ゴールド」「シルバー」の3種類で、キャップの色との組み合わせで印象が変わる。ちなみに、クリップ無しにもできる。
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