コンビニの冬の風物詩ともいえるレジ横のおでん。ファミリーマートは2021年9月14日、おでんとうどんを組み合わせた「おでんうどん」を発売した。単体で購入できるほか、おでんやホットスナックをトッピングできる。うどんをフックにし、コンビニの利用頻度が低い若者や女性などの新たなファン獲得を狙う。
秋冬になると恋しくなる、コンビニレジ横で煮込まれるおでん。ファミリーマートは2021年9月14日、おでんとうどんを組み合わせた「おでんうどん」(税込み170円、以下同)を発売した。提供にはおでんつゆが必要なため、おでん鍋の設置店舗に限定される。
おでんうどんは、冷凍状態のうどんをレンジで温め、専用の容器におでんつゆを入れて提供する。おでんの具材を一緒に注文すると、うどんの具材にできるのが特徴。おでんうどんと同日に発売された「鶏天」(128円)といったホットスナックもトッピングできる。例えば、鶏天、こだわり味付たまご(90円)、厚切大根(90円)を購入しても500円未満。比較的安価に満足感のある1食を作れるのが利点で、コンビニ来店頻度が低い若者や具材を選びたい女性の来店を促す狙いだ。
実際に注文すると、店員はレンジでうどんを温めている間に、おでん鍋から容器につゆを移していた。温めたうどんを容器に入れ、注文した大根、たまご、ちくわの3点を載せて、2~3分で完成。トッピングが容器に入りきらない場合、トッピングだけを別の容器に入れることもあるという。
うどんには、「おでんうどん専用つゆ」が付属していた。しょうゆだしがベースになっており、好みに応じて味を変えることが可能だ。試しに半分ほど入れるとつゆの色が変わり、うどんの味が引き立った。
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