ファミリーマートが2020年10月に発売した贅沢おむすびシリーズ「ごちむすび」が販売累計4000万個を突破し、爆発的にヒットしている。通常の1.5~2倍の価格帯のおにぎりは以前からあったが、消費者の目にとまりやすくしたことで一気にブレーク。高級路線のおにぎりにはセブン-イレブンやローソンも力を入れており、競争が熱くなっている。
ファミリーマートの贅沢おむすびシリーズ「ごちむすび」の販売が累計4000万個を突破し、一般的なおにぎりの1.5~2倍の価格帯にもかかわらず、大きなヒットを見せている。2020年10月の発売からまだ5カ月ほど。日経トレンディの「2019年ヒット商品ベスト30」で18位に選出したローソンの「悪魔のおにぎり」が累計5600万個超(掲載当時)であったことからも、その数字の大きさがうかがえる。
21年3月16日には、ごちむすびに3種類の新商品を追加。全国で「ほたてバター醤油」(税込み198円)と「炙りとろさば」(同168円)、関東限定で「生たらこ」(同198円)が棚に並ぶようになった。
ごちむすびの特徴は、高級食材を具材に使用することだ。ほたてバター醤油は青森県の陸奥湾産ホタテを使い、炙りとろさばは宮城県で水揚げされた脂乗りのいいサバを採用する。米はお米ソムリエが開発した専用のブレンド米で、のりも瀬戸内海産の高品質なものを使う。
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