想像を超える、ニンテンドー世界観の再現

 期待に胸を膨らませて新エリアへ向かうと、マリオのゲームを象徴する大小の土管が。大人も子供もここではマリオさながら、片腕を上げて記念撮影する定番スポットになりそうだ。そして、土管をモチーフにした長いトンネルの中へ。このトンネルを抜けると、目の前にはゲームで見たマリオの世界が飛び込んでくる。暗い土管の先に明るく開けたマリオの空間が広がるときの、圧倒的なサプライズ感が演出されている。実際、思わず歓声を上げる人の姿が多く見られた。

土管に入って片腕を上げたくなる
土管に入って片腕を上げたくなる
土管トンネルを抜けると……
土管トンネルを抜けると……

 マリオの世界を再現したメインのマウント・ビーンポールは多層構造になっている。ジャンプしてコインが出てくるおなじみのハテナブロック、のそのそと歩くクリボー、ゆらゆら動くパックンフラワー、光を反射しながら回転するコインなど、キャラクターたちがゲームさながらにこの現実の世界で動いている。

 筆者はUSJの年間パスポート保持者で、パークには頻繁に足を運んでいる。USJはハリー・ポッターエリアでも知られるように世界観を極限まで追求するが、この新エリアの再現度の高さには度肝を抜かれた。

 しかも、ゲームという非現実世界とリアルとが不思議な融合を果たした異空間で、自分がバーチャルの世界に入り込んだような初めての感覚になった。「ゲームやファンをとことん愛する任天堂のこだわりに応え、それ以上のものを表すのに苦心した」(USJ運営会社のマーケティングコミュニケーション部長・山本歩氏)。その覚悟と思い入れは、この空間だけでも十分に伝わってくる。