※日経トレンディ 2020年2月号の記事を再構成
「ジョージア」など有名コーヒーブランドを抱える大手飲料メーカーの異例の挑戦が始まった。日本コカ・コーラが初の「家電」を2019年12月6日に発売。カプセル式コーヒーメーカー「&Drip(アンドドリップ)コーヒー/ティーメーカー DR01」は、コンビニコーヒーのような「手軽さ」と、喫茶店のような「味」の両立を家庭でも追求する。

●実勢価格/1万5180円(税込み)
●サイズ・重さ/幅約18×高さ約28.5×奥行き約21cm・約3.6kg
●水タンク容量/約600mL
●消費電力/1250w
●使用環境温度/10~40℃
●発売日/2019年12月6日
同社の調査によれば、日本人の8割以上がドリップコーヒーを好んで飲み、エスプレッソ派は少数のコーヒー愛好家に限られるという。そこで、「の」の字を描きながら湯を注いでコーヒーをいれるハンドドリップ式を再現すべく、側面に溝が入ったフィルター付きのカプセルを採用。湯が渦を巻きながら均等に行き渡るという。実際に飲んでみると、苦みや酸味が強過ぎることもなく、万人に好まれそうな味わいだった。
マシン自体の操作はシンプルで、コーヒーの抽出や抽出後の内部の洗浄は、ボタンを1つ押すだけ。いれたての本格コーヒーが1分ほどですぐ飲める。水タンクの代わりにペットボトルをそのまま使うことができ、タンクに水を入れたり洗ったりする手間も省ける。
カプセル式といえばエスプレッソ方式のネスレが定着しているが、価格を抑えつつハンドドリップの味を目指したのが同製品。より手軽にコーヒーを楽しみたい人を狙い、すみ分けを図る。







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