AGC旭硝子がミラノデザインウィークで初披露した「音を生む」ガラスは、2枚のガラスの間に特殊な中間層を有する、新しい形態の合わせガラス。これからの空間づくりを大きく変える可能性を示唆する展示だった。

AGC旭硝子の展示「Soundscape」。新たに開発した「音を生む」ガラスを初公開した。それぞれ異なる音を発するガラスは互いに干渉せず、近づくと、鳥の声や川のせせらぎ、波の音といった自然環境音が聞こえてくる。不等辺四角形または五角形をした6mmから8mm厚のガラス35枚に24種類の音を振り分け、振動子を直接貼りつける方法か、離れた位置から振動を伝える方法の2種類によって音を響かせた (写真:三嶋義秀)
AGC旭硝子の展示「Soundscape」。新たに開発した「音を生む」ガラスを初公開した。それぞれ異なる音を発するガラスは互いに干渉せず、近づくと、鳥の声や川のせせらぎ、波の音といった自然環境音が聞こえてくる。不等辺四角形または五角形をした6mmから8mm厚のガラス35枚に24種類の音を振り分け、振動子を直接貼りつける方法か、離れた位置から振動を伝える方法の2種類によって音を響かせた (写真:三嶋義秀)
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 4度目の出展となったAGC旭硝子は、現在開発中の「音を生む」ガラスを世界初披露した。会場は、ミラノ中央駅高架下の倉庫跡地。まるで1枚の大きなガラス板が割れて空中に散らばったかのように、不均一な形をした板ガラスが床に置かれたり、天井からつるされたりしていた。それぞれに異なる音が割り当てられており、会場内を歩き回ると、鳥のさえずりや川のせせらぎなどの自然環境音が響いてくる。場所によって聞こえる音や聞こえ方が違うが、互いに干渉しない。

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