AGC旭硝子がミラノデザインウィークで初披露した「音を生む」ガラスは、2枚のガラスの間に特殊な中間層を有する、新しい形態の合わせガラス。これからの空間づくりを大きく変える可能性を示唆する展示だった。
4度目の出展となったAGC旭硝子は、現在開発中の「音を生む」ガラスを世界初披露した。会場は、ミラノ中央駅高架下の倉庫跡地。まるで1枚の大きなガラス板が割れて空中に散らばったかのように、不均一な形をした板ガラスが床に置かれたり、天井からつるされたりしていた。それぞれに異なる音が割り当てられており、会場内を歩き回ると、鳥のさえずりや川のせせらぎなどの自然環境音が響いてくる。場所によって聞こえる音や聞こえ方が違うが、互いに干渉しない。
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