※日経ソフトウエア 2017年8月号の記事を再構成

注目を集めるディープラーニングとは何か──プログラミングおよびソフトウエア開発の専門誌「日経ソフトウエア」が、初心者向けに分かりやすく解説する特集の第3回。生物の脳の神経回路(ニューロン)の仕組みを簡略化して、コンピュータで実現した「パーセプトロン」を学ぶ

 パーセプトロンを使って、モモとブドウを見分けてみる。先ほどの「モモとブドウの特徴」を覚えているだろうか。モモの特徴は、「ピンク色で、丸くて、おいしい果物」という特徴だった。「青くて、丸い粒がたくさんあって、甘くておいしい果物」がブドウの特徴だった。

 コンピュータにモモとブドウの「画像」を入力して認識させる場合、認識させるものは画像なので、使えるのは「色」と「形」の2種類の情報だ。味の情報は使えない。つまり、「ピンク色なのか青色なのか」という色の情報と、「丸いものがいくつ写っているか」という形の情報を用いることになる。

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