警視庁・交通部 交通規制課/みん転会議

2018年3月13日に渋谷ヒカリエで開催された「みん転会議」の様子。著名なクリエイターに加え、多くの参加者が自転車の交通安全について活発に議論し、大いに盛り上がった。17年11月と18年2月にプレイベントがあり、それが今回の大規模なワークショップへとつながった
2018年3月13日に渋谷ヒカリエで開催された「みん転会議」の様子。著名なクリエイターに加え、多くの参加者が自転車の交通安全について活発に議論し、大いに盛り上がった。17年11月と18年2月にプレイベントがあり、それが今回の大規模なワークショップへとつながった
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 2018年3月13日に東京・渋谷で「みんなで、たまには自転車交通安全の未来を語り合ってもいいんじゃないか会議」、略称「みん転会議」と呼ぶワークショップが開催された。自転車の交通安全を目的にディスカッションするイベントで、サイクリストや親子連れ、会社員など約100人が参加。著名なクリエイターによるトークセッションの後は参加者が5〜6人ごとのグループに分かれ、「東京を、世界で一番、自転車に優しいまちへ」をテーマに「マナーを守る」「ルールと意識」「走行環境」といった切り口で対話した。参加者は自分の考えやアイデアを付箋に書いてボードに貼り付けたり、別のグループの意見を熱心に聞いたり。議論が白熱してしまい、終了予定時間を大幅に過ぎるなど、非常に盛り上がったイベントだった。

「みん転会議」には、警視庁・交通部 交通規制課だけでなく、交通部全体から多くの有志が参加。サイクリストや親子連れ、会社員に交じって自転車の交通安全について議論に加わった。プレイベントでは、開催の趣旨などを自らマイクを持って説明する姿も見られるなど、新たな試みに積極的な姿勢を示した(写真提供:みん転会議)
「みん転会議」には、警視庁・交通部 交通規制課だけでなく、交通部全体から多くの有志が参加。サイクリストや親子連れ、会社員に交じって自転車の交通安全について議論に加わった。プレイベントでは、開催の趣旨などを自らマイクを持って説明する姿も見られるなど、新たな試みに積極的な姿勢を示した(写真提供:みん転会議)
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 社会的な課題に対して問題を提起し、一般の市民などを巻き込みながらワークショップで議論して、その解決策を探る方法がソーシャルデザインと呼ばれる手法だ。だが、みん転会議が他のソーシャルデザインと大きく異なるのは、仕掛けたのが民間企業や自治体、NPO法人などではなく、警視庁・交通部 交通規制課だったことだ。「自転車の交通安全の啓発はこれまで、警察から一方的にお伝えしているだけだった。そこでソーシャルデザインの手法を活用し、自分の問題として交通安全の意識を高め、考えるための“場”をつくりたかった」と、警視庁交通部管理官・交通規制課 都市交通管理室長の椎名啓雄氏は今回、実施した理由を話す。みん転会議の模様は、参加者からSNSなどに発信されて大きな話題を呼んだ。警視庁として初の試みに、確かな手ごたえを感じているようだ。

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