企業がクリエイティビティーを重視するなら、デザイナーやクリエイターとビジネスパーソンを巻き込みながらプロジェクトを推進すべきだろう。両者をうまくまとめるにはどうすべきか。博報堂のストラテジックプラニングディレクター、岩嵜博論氏に聞いた。

――デザイン思考を取り入れたくても、うまくいかない企業も多いです。デザイナーとビジネスパーソンがお互いにデザイン思考について誤解し、それがデザイン思考の浸透を妨げているように感じます。

岩嵜博論氏(以下、岩嵜) デザイン思考について、ビジネスパーソンは「自分はデザイン専門じゃないから」と敬遠しがちで、デザイナーからは「デザイン的にクオリティーが高くない手法」に見えてしまうことが多いようです。しかしこれは大きな誤解で、デザイン思考のコンセプトの一つは、デザイナー以外もデザイナーのように創造的に新しいものを生み出すための方法を体系化すること、と言えるでしょう。デザイン思考は本来、ビジネスパーソンに向けた考え方なんです。まだ日本ではデザインは「意匠」のイメージが強いですが、それを「新しいものをクリエイションするためのプロセス」と置き換えていくべきでしょう。

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