日立製作所/東南アジア向け掃除機、東欧と中央アジア向け冷蔵庫
日立製作所は、これまで国内外でユーザー観察を実施してきた。1996年からは、海外向けの商品開発に際し、現地の生活の実態を把握するため、デザイナーを含む商品開発チームが現地の生活実態調査を行ってきた。当初のターゲットは東南アジアだった。以降、対象エリアは中国、東欧、インドなど14カ国・地域、30都市に拡大した。
例えば、東南アジア向けの掃除機は、現地でのユーザー観察の結果を反映している。その一つが、本体の大きなハンドルだ。ユーザー観察によって、東南アジアの人々は掃除機を手に持って運びながら使うことが多いと分かり、2015年に発売したサイクロン式のハイエンド機種や17年に発売した機種に、大きなハンドルを採用した。
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