アマゾン・ドット・コムを筆頭に、国内外EC企業が実店舗との連携で、データの収集や新たな収入源の確保に乗り出している。この状況にリアルな店舗を持つスーパーなどの小売業が、AI(人工知能)やビッグデータをフルに活用して反撃ののろしを上げた。第3回は九州・福岡のスーパー「トライアル」が店内でAIをどのように活用しようとしているのか、具体的な取り組みを見ていく。

店内でAIカメラを活用することで、作業の徹底と顧客満足度向上の両立を目指す
店内でAIカメラを活用することで、作業の徹底と顧客満足度向上の両立を目指す

 前回まで紹介してきたAIカメラ。スーパーの現場で実際にどのように活用されていくのか。そのキーワードとなるのが「カツ丼」だ。

 トライアルカンパニーがAI活用の戦略を発表したのが昨年6月。その場でトライアルホールディングスの永田久男会長は、AI活用の一例として、総菜のカツ丼を持ち出した。そしてトライアルは実際に実験を始めている。どういうことか。目的は見た目をおいしそうにして、出来上がりを均一にすることだ。