※NIKKEI DESIGN 2018年5月号の記事を再構成

パナソニックが電池のトップメーカーの責任として、熊本地震をきっかけに開発したのが「電池の本」。もしものときに必ず目に付き、しかも、普段の生活では目立ち過ぎない――そんな形を求めて行きついたのが、書籍型の電池ケースだ。

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単1形4本と単2形4本のセット。電池は長期10年保存が可能な「エボルタ」。電池のほか「緊急用ホイッスル」1個を同梱。サイズは縦22.7×横18.7×幅6.7cm。縦横のサイズは週刊誌とほぼ同じ(Amazonの実売価格1264円)
単1形4本と単2形4本のセット。電池は長期10年保存が可能な「エボルタ」。電池のほか「緊急用ホイッスル」1個を同梱。サイズは縦22.7×横18.7×幅6.7cm。縦横のサイズは週刊誌とほぼ同じ(Amazonの実売価格1264円)

 パナソニックが2016年7月に発売した「電池の本」。電池を本型ケースに入れたもので、単1形と単2形のセット、単3形と単4形のセットの2種類がある。

 なぜこのケースを企画したのか。パナソニックのコンシューマーマーケティング ジャパン本部の山内俊明氏は、「東日本大震災から5年たち、防災意識が薄れかけていた2016年4月に、熊本地震が発生したことがきっかけ」と語る。

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