※NIKKEI DESIGN 2018年5月号の記事を再構成
ライバル商品の中で顧客が最も買いたくなるパッケージデザインはどれかを探る調査特集。今回は、健康志向を受けて注目を集める「低糖質カップ麺」。明星食品「低糖質麺 ローカーボNoodles」と日清食品「カップヌードル ナイス」のパッケージデザインを取り上げる。消費者、デザイナー、マーケター500人が選んだデザインは?

近年、健康意識の高まりから、低糖質の食事を実践する人が増えている。こうした動向を受けて発売された低糖質カップ麺のパッケージを調査した。調査対象は、明星食品の「明星 低糖質麺 ローカーボNoodles ビーフコンソメ」(A)と日清食品「カップヌードル ナイス 濃厚! ポークしょうゆ」(B)。
Aは、2015年11月2日の発売以来、2回のリニューアルを経て、現在のデザインになった。通常のカップ麺と比較して、糖質を50%削減し、カロリーを179kcalに抑えた。メインターゲットは、ヘルシー志向の女性に設定している。
一方、2017年4月10日発売のBは、糖質を40%削減、カロリーは178kcal。スペックはAと似通っているが、メインターゲットは、メタボが気になるアラフォー世代の男性だ。Bは、ブランド力とCMなどの効果で、発売から約1年で2500万食を販売。この分野の商品として大ヒットしている。
パッケージデザイン対決はどちらに軍配が上がったのか。
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