欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)の開始や、米フェイスブック情報流出問題などで、個人情報の適正取得義務の順守やデータ管理のあり方が問われている。ビッグデータ専門家のダグ・カッティング氏は、データ侵害の罰則規定など、IT業界でデータ取引の独自ルールを定めるべきだと提言する。データの悪用防止対策4原則をまとめた。

 昨今はSNSなどインターネットサービスを通じて集まる個人情報だけでなく、IoT機器やスマートデバイスから収集したビッグデータをビジネスで活用する機運が高まる。一方、収集したデータの扱いには、細心の注意を払わなければならない。

 「データを正しく扱うためには運用ポリシーを明確にし、データガバナンスを強化すること。データを扱う企業がユーザーに信頼されなければ、データ活用による(ビジネスの)成功は得られない」

 こう語るのは、ビッグデータ活用の機運を高めた分散データ処理ソフト「Hadoop」の創始者で、現在は米クラウデラのチーフアーキテクトを務めるダグ・カッティング氏だ。

「Hadoopの生みの親」として知られるDoug Cutting(ダグ・カッティング)氏。現在は米クラウデラ(Cloudera)のチーフアーキテクトを務める
「Hadoopの生みの親」として知られるDoug Cutting(ダグ・カッティング)氏。現在は米クラウデラ(Cloudera)のチーフアーキテクトを務める
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