都市型ホテルに新規参入した星野リゾートの戦略を探る特集の3回目。
実は、「街とつながり、街をリゾートとして味わい尽くす」というOMOのコンセプトは、運営を引き受けた北海道旭川市の老舗都市型ホテルでの議論と行動から発展した。いかにして既存スタッフの意識を変え、主体性を引き出したのか。「星野流改革」の中身に迫る

「星野流改革」により、旭川の“老舗ホテル”がコンセプトを醸成(画像)

 “グランドさん”と称され、旭川市内随一の格式を誇ってきた旭川グランドホテルが4月末、装いも新たに「OMO7 旭川」としてオープンする。かつてのバロック風のロビーは、人々が集まりやすいパブリックスペースに生まれ変わり、旭川関連の書籍約300冊が並ぶライブラリーコーナーもある。ロビーについて日生下和夫総支配人が言う。

「お客様には、部屋に戻りたくないと思わせるような多彩な仕掛けと、市民の方々にも気軽にご利用いただけるような憩いの空間をつくりました」

 115室あった18㎡のシングルルームは、「DANRAN Room」と命名。ベッドをL字形に並べ、間にテーブルがあるツインに変更された。ベッド下を荷物スペースにし、備品類は立体的に収められているため、狭さは感じない。室料は1人・基本5000円(2人利用時・税込み)から。

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