都市型ホテルに新規参入した星野リゾートの戦略を探る特集の2回目。
「観光」にフォーカスし、OMOレンジャーというサービスを繰り出した星野リゾート。一方、片翼を担うハード面ではどういった手を打つのか――。5月に新規開業する「OMO5 東京大塚」では空間デザインを生かし、空間デザインにより観光時の居住性を高めた客室を採用した。ハードとソフトの両面で“本気”を見せる星野に対し、地元と行政も動き出す。

 山手線と都電荒川線が交差する大塚駅。ターミナル駅・池袋の隣駅にもかかわらず印象が薄い。だが一旦降りると、南口、北口ともにこぢんまりした店が軒を競い、多くの繁華街にある飲食チェーン店の看板が少ない。東京の一等地といわれる山手線沿線で、昭和の面影を色濃く残しているのは大塚ぐらいだろう。

 そんな時代に取り残されたような街が大きく変わろうとしている。駅北口徒歩1分の場所に星野リゾートが運営するOMO5 東京大塚がお目見えする。

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