「日経クロストレンド」は、企業のマーケティング業務従事者(マーケター)が抱えている課題や転職意向などリアルな実態を明らかにするため、4月の創刊に先立ってアンケート調査を実施した。最終回は、自由記入欄の記述内容から浮かび上がったマーケターの悩みや問題意識、その克服方法について解説する。

アンケート調査の最後の設問では、マーケティング業務従事者として日ごろ考えていることを自由に書いてもらった。任意回答だったが、回答者362人中136人がそれぞれ思うところを投稿してくれた。
部門間の連携には多数のコメント
その内容を大きく分類すると、マーケティングで「大事なこと」「課題、悩み」「自分自身が取り組んでいること」「マーケティングの面白さ、醍醐味」の4つに分けられる。
まず「大事なこと」として目に留まったのが、「部門間連携」「各部署の連携強化・情報の共有」といった社内の連携強化に関するワードだ。第5回の記事で、社内の部門連携が「重要」とする答えが9割を超え、「部門連携を進める上で重要な取り組み」についても理想と現実のギャップがあることを記した。この設問はマーケターにとって響く内容だったようだ。
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