「日経クロストレンド」は、企業のマーケティング業務従事者(マーケター)が抱えている課題や転職意向などリアルな実態を明らかにするため、4月の創刊に先立ってアンケート調査を実施した。社内の部門連携が重要だと考えるマーケターは9割に達するものの、具体策はあまり進まず、CMO(最高マーケティング責任者)の設置も5%台と低いことが分かった。

 マーケティング関連部門と一口に言っても、その範囲は広い。マーケティングフレームワークとして定番の「4P」は、Product(製品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(販売促進)の4つの要素で構成される。

 この4つのPに関わる部門を挙げれば、戦略の策定に関わる経営企画や事業開発部門、そして商品開発部門、リサーチ部門、広告・宣伝部門、広報部門、営業企画部門、デザイン部門、EC部門、顧客サポート部門……といった具合だ。

 ある程度の規模の企業になれば、広告・宣伝部門でもさらにデジタル広告と従来型マス広告はチームが別れていたりする。商品開発機能が各ブランドの事業部側にあれば、それらとマーケティング本部の間にも溝は生じやすい。

 しかし、新しいデジタルチャネルが登場すると、従来の業務分担ではカバーし切れず、部門間の連携が求められることも少なくない。

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