米アマゾン・ドット・コムがスマートスピーカー「Amazon Echo」や音声AIアシスタント「Amazon Alexa」を軸に構築を進めるボイス経済圏の未来を読む特集の第5回は、米国でのスマートスピーカー利用状況から日本の未来の姿を占う。米サンフランシスコに拠点を置くベンチャーキャピタルである米スクラムベンチャーズの宮田拓弥ジェネラルパートナーに寄稿してもらった。結論は日本でも「『話しかける時代』はもうすぐだ」。
米国においてスマートスピーカーは、「スマホの次」を担うデバイスとして、スマートホームの中核になると大いに注目されている。
日本でも昨年秋以降、LINEの「Clova」「Google Home」、そして「Amazon Echo」と立て続けに発売されて大きな注目を集めたが、「音声認識がイマイチ」「使い途があまりない」「スマホで十分」などの理由で、日本での評判は今のところさほど高くないようだ。
しかしながら、2014年から販売されている米国では急速に普及が進んでおり、捉えられ方は全く異なる。筆者は、日本においてもスマートスピーカーが必ず普及すると確信している。
このままでは、「ガラケーがあるから日本ではスマホは普及しない」と言っていた10年前と同じ状況になり、日本がスマートスピーカーのトレンドでも世界から大きく遅れてしまうのではと危惧している。
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