
- 全18回
売れる文具・雑貨のつくりかた
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- 第1回
- 2018.06.12
ヒット文具に学ぶ 新市場の切り開き方 毎年、多くの商品が市場に登場し、多くが消えていく文具・雑貨のマーケットにあって、順調に売り上げを伸ばしている商品の特徴とは何か。人気の文具に注目し、開発の裏側を徹底取材。新たな市場を切り開くヒントを探った。 -
- 第2回
- 2018.06.12
1丁7000円のはさみが売れた! 職人技による究極の切れ味 2017年7月に東京ビッグサイトで開催された「第26回 国際文具・紙製品展(ISOT)」。同展で審査された日本文具大賞の機能部門でグランプリを受賞したのが、カール事務器が開発した文具用のはさみ「エクスシザース」だ。1丁7000円(税抜き)という破格の値段だが、“切り落とす”という圧倒的な裁断力と、文具用ながら機能美あふれるデザインで、人気の商品になっている。 -
- 第3回
- 2018.06.12
コクヨの「遺言書キット」がベストセラーになったワケ コクヨは、法的に有効な遺言書を簡単に作成できる「遺言書キット」をはじめ、終活向けのエンディングノート「もしもの時に役立つノート」や、記念日や贈答品のやりとりを記録する「人とのおつきあいを大事にするノート」など、自分の行動を目的別に書き記すオリジナル商品「ライフイベントサポートシリーズ」を販売。ベストセラーになっている。 -
- 第4回
- 2018.06.13
マッサージ器? 絶妙なさじ加減のかわいさで女性の心をつかむ アテックスが開発した「ルルド ホットネックマッサージピロー」は、尻尾が付いた、ぬいぐるみのように見えるマッサージ機。首に当てて使う商品で、2017年10月1日に発売されたばかりの秋冬限定向けだが、早くもメディアで話題を集めているという。 -
- 第5回
- 2018.06.13
累計65万本、社会人が飛びついたアプリ連動文具アンキスナップ 2013年10月の発売以来、2017年10月までに累計で約65万本を売り上げた文具がある。ぺんてるが開発した「AnkiSnap(アンキスナップ)」だ。 -
- 第6回
- 2018.06.14
キッチンに映える見せる収納 ジョセフジョセフのスパイロ 英国生まれのブランド「ジョセフジョセフ」のキッチンウエアは、カラフルで楽しげな色使いと、使い勝手を両立させるため、徹底して形状を研究している点が特徴だ。不便さや悩みを解消しながらも、商品が備える機能を特有のデザインで表現しており、日本でも注目を集めている。開発コンセプトは各商品とも共通で、オープンキッチンの見える場所に置きたくなるキッチンウエア。いわば「見せる収納」だ。 -
- 第7回
- 2018.06.15
しょうゆ差しのデザイン、かける分量を調整するときに差が出る かつては、どの家庭の食卓でも見られたガラスや陶器製のしょうゆ差し。ボトルからしょうゆ差しに移し替える“仕事”が、子供の大切な役目だった家庭もあるだろう。しかし最近は、しょうゆメーカーが、液体が空気に触れにくいようにして酸化を防ぐなど、ボトルを進化させている。その影響からか、ボトルをそのまま使うユーザーも増えているようだ。それでも、しょうゆを小皿に注いだり、料理に少量をかけたりするには、まだしょうゆ差しに軍配が上がるのではないか。 -
- 第8回
- 2018.06.18
TSUTAYAが6400万人の購買データで開発 文具・雑貨の出来栄え カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)傘下のTSUTAYA(ツタヤ)は2017年11月1日、プライベートブランドの文具と雑貨の販売を開始した。30代から40代の働く女性をメーンターゲットにした文具ブランド「HEDERA(ヘデラ)」と雑貨ブランド「Lelierre(ルリエル)」を立ち上げ、商品はすべてオリジナルデザインで展開。第1弾として約100品目をそろえた。TSUTAYA 文具雑貨 商品企画ユニットの梅澤豊徳・ユニットリーダーは「品ぞろえを豊富にすることはTSUTAYAの方針の1つ。今後もアイテムは追加していく。早期に200品目を目指す」と話す。TSUTAYA店舗や蔦谷書店など、全国約180店舗で順次展開し、2017年度内には200店舗、2019年3月には500店舗まで広げていく計画だ。 -
- 第9回
- 2018.06.21
鮮やかな色使いが人気 パリ発の人気ブランド、パピエ ティグル パリ発の紙製品ブランド「パピエ ティグル」。鮮やかな色使いが特徴的な彼らのグラフィックは、手帳から壁紙まで展開が幅広い。同社は2017年9月、東京・日本橋浜町にパリに次ぐ2店舗目をオープン。2011年に誕生したブランドで、デザイナーのジュリアン・クレスペル氏とアガット・デムーラン氏、マーケティングと広報担当のマキシム・ブレノン氏の3人が共同創立者だ。彼らのクリエーティブスタジオ名をブランド名にした。ショップを併設するパリのスタジオは、現在7人のスタッフで運営している。 -
- 第10回
- 2018.08.17
こだわり店舗売れ筋チェック 日本百貨店おかちまち 日本百貨店は「“ニッポンのモノヅクリ”と“スグレモノ”」をテーマに、ものづくりにこだわる職人達の商品をそろえたショップ。2010年12月に東京・台東区の御徒町にオープンした1号店の日本百貨店おかちまちに加え、東京駅構内や横浜赤レンガ倉庫など、東京都と神奈川県に7店舗ある。 -
- 第11回
- 2018.08.20
こだわり店舗売れ筋チェック 銀座・伊東屋 1904年に銀座で創業した老舗の文具専門店、伊東屋。東京を中心に9店舗あり、セレクトショップやコンセプトストアのほか、米サンフランシスコやボストンにも支店を構えている。2015年6月には銀座・伊東屋の店舗をリニューアルオープンし、その場で手紙を書いて投函できるデスクがあるフロア「Write & Post」や、ビル内で水耕栽培した野菜を味わえるカフェなど、体験型のサービスを多く用意した。 -
- 第12回
- 2018.08.21
紙質を重視した3冊の高級ノート、書き心地を試す ユーザーの立場から人気商品の使い勝手を検証してみた。最初に取り上げたのは、書き心地にこだわった高級ノートだ。特別な紙を採用することで、一般的なノートと異なる感触を得られるようにしている。 -
- 第13回
- 2018.08.28
こだわり店舗売れ筋チェック MINA-TO 1985年10月に東京・南青山に誕生したスパイラルは「生活とアートの融合」をコンセプトに、さまざまな文化を発信してきた複合文化施設。2016年3月にはエントランスにMINA-TOがオープンし、現代アート作品や旬のクリエーターのプロダクトを展示販売している。デザインやアート関係者を含め、国籍・年齢・性別を問わず、幅広い客層が訪れるショップだ。 -
- 第14回
- 2018.08.31
デザイン思考で新文具を開発 NOSIGNER太刀川英輔氏 デザインフィルは新しいブランドである「PLOTTER(プロッター)」を2017年9月から展開し、第1弾として“6穴リングレザーバインダー”と呼ぶ商品を中心としたステーショナリーを発売した。立ち上げに参画したNOSIGNERの太刀川英輔氏に聞いた。 -
- 第15回
- 2018.09.13
こだわり店舗売れ筋チェック 神保町いちのいち 神保町いちのいちは、2013年11月から東京・神保町の三省堂書店が運営している雑貨店。「ほんと愉しむ雑貨店」をコンセプトに、東京や神奈川のほか、名古屋市など11店舗がある。同店で売り上げ1位となったのは、北海道北見市にある北見ハッカ通商が手がける「ハッカ油スプレー」だ。 -
- 第16回
- 2018.09.19
こだわり店舗売れ筋チェック 文房具カフェ 東京・渋谷の神宮前に2012年6月にオープンした文房具カフェは、紙製品・文具の卸である東光ブロズが運営する、文房具好きが集う場所。店内にはカフェと文具の販売スペースがあり、カフェの利用者なら自由に使用できるペンや鉛筆、クレヨンなどを置いている。飲食をしながら、好きな文具で文章を書いたり、絵を描いたりできるのが魅力だ。メインターゲットは文具好きはもちろん、文具をファッションの一部として捉えている感度の高い人。20~30代の女性が約8割を占める。 -
- 第17回
- 2018.09.27
“日本で人気”が“世界の定番”へ、マスキングテープ「mt」 「washi tape(和紙テープ)」の愛称で、海外でも広く親しまれる日本発祥の文具がある。カモ井加工紙が手がけるカラフルなマスキングテープ「mt」シリーズだ。2008年に無地の20種からスタートし、現在は600~700種がある。女性を中心に幅広い年齢層から支持を受け、人気は国内に留まらない。 -
- 第18回
- 2018.10.25
人気デザイナーに聞く 消しゴムが「お土産」になるデザインの妙 東京大学の生協と京都の平等院にあるミュージアムショップで販売されている消しゴムが人気だ。シンプルながら豪華なデザインで、消しゴムが「お土産」になっている。仕掛け人であるGRAPHの北川一成氏に開発の経緯などを聞いた。