文具・雑貨業界の人気商品に注目し、開発の裏側を徹底取材。売れる商品開発のヒントが得られる特集を、あらためてお届けします。※NIKKEI DESIGN 2017年12月号の記事を再構成

「スパイロ」は野菜をヌードル状にカットするベジヌードルカッター。発売以来、毎月3000 個を輸入しているが、すぐに売り切れるほどのヒット商品になった。1800円(税抜き、以下同じ)(写真提供:Joseph Joseph)
英国生まれのブランド「ジョセフジョセフ」のキッチンウエアは、カラフルで楽しげな色使いと、使い勝手を両立させるため、徹底して形状を研究している点が特徴だ。不便さや悩みを解消しながらも、商品が備える機能を特有のデザインで表現しており、日本でも注目を集めている。開発コンセプトは各商品とも共通で、オープンキッチンの見える場所に置きたくなるキッチンウエア。いわば「見せる収納」だ。
日本の家庭の場合、キッチンウエアを戸棚や引き出しに収納してしまうが、同社の商品の場合は思わず外に出しておきたくなる。オープンキッチンの時代に映えるキッチンウエアといえそうだ。
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