企業の内外に散在するソースから日々膨大なデータが生じている。データがさらに増えると見込まれる2020年には、企業はこれらの散在するデータを統合して、タイムリーな分析をするのが当たり前になっているだろう。こうした近未来に備え、今からデータ統合の在り方を真剣に検討し、投資しない企業は、ここ数年で退場を余儀なくされる可能性がある。

 現代のマーケターの課題は多数あるが、その一つが膨大なデータの存在だ。

 デジタルマーケティングのテクノロジーは、2011年に150ソリューションあった。それが17年には5000以上、今年は7000近くにまで増加した。実際にマーケターが活用しているツールは1企業につき平均70ぐらいあるといわれており、そこから日々、データが生まれている。

 さらに、CRM(顧客関係管理)などの顧客情報、テレビCMの視聴データやチラシの反響数などオフラインでのマーケティング活動のデータ、売り上げデータなども、考慮すべきだ。これらすべての数字を見て、初めて現在のマーケティング戦略は立案できると言える。

 しかし、これらのデータはプラットフォーム、広告代理店、基幹システムごとに散在している。取得できるデータ量は爆発的に増加する一方で、現状は、そのデータを統合することが難しい。Google Analytics、Facebook、Google AdWordsなど数十に上る管理画面からレポートをダウンロードし、テレビやチラシなどのオフラインのレポートは別途、広告代理店からもらい、CRMなどのデータはまた別のシステムから入手する。これを人海戦術で一つのレポートにまとめることは、もはや限界となっている。

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