
全3回
進化するデジタルサイネージ
デジタルサイネージの進化が止まらない。AI(人工知能)やカメラを活用、狙った顧客層に最適なタイミングで情報や広告を出し分けられるようになった現状を追った。
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第1回2018.01.23サイネージが着こなし、評判、在庫情報を教えてくれるGUハンガーに吊るされたスカートを手に2着持った顧客が、店内に設置された大型ミラーの前に立ち、スカートの色やデザインが自分に似合うか、体に当てながら確かめる──。アパレルショップではよく見られる光景だ。しかし、ファーストリテイリング傘下のGU(ジーユー)が2017年9月にリニューアルオープンした、横浜港北ノースポート・モール店では少し趣が異なる。
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第2回2018.01.23AI店舗案内を導入したイオンモール、視線認識で広告を切り替えるOOHも多くのテナントを誘致してショッピングセンター(SC)を開発・運営するイオンモール(千葉市)も、AI(人工知能)による自動案内サービスを組み込んだデジタルサイネージを、2017年9月にイオンモール松本、同年11月にイオンモール甲府昭和に、それぞれ2台導入した。
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第3回2018.01.23温度・湿度で広告出し分け、ネット動画のABテスト結果をサイネージに反映デジタルサイネージの前に立った人物を認識するのではなく、体感温度や湿度に基づいて、デジタルサイネージの広告を出し分ける試みもある。2017年11月、首都高速道路沿いの大型屋外サイネージを用いて実施した「体感温度や湿度に応じて広告を出し分ける実証実験」がその1つだ。