今回取り上げる業界は、食品だ。食品は、アパレル以上に、オフライン店舗での納得感が重要なカテゴリーと言える。しかしだからこそ筆者らは、次のチャネルシフトの大波は、食品業界で起きると考えている。食品業界に関しては、既に起こった事例ではなく、「これからどのようなチャネルシフトが起こるのか」を、Amazonを題材に考えてみたい。

Whole Foods パワード・バイ Amazon(上)(画像)
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Amazonが137億ドルで買収した高級食品スーパー大手の米Whole Foods

 Amazonは「Amazon Fresh」を2007年から展開しており、2017年4月からは日本の一部地域でも、サービスを開始している。Amazonが食品カテゴリーに侵出する最大の理由は、顧客のライフスタイル把握にある。1日3食と考えれば、人間は月当たりおよそ100回、1年間では1000回以上も食事をする。生きている限り日々繰り返されるこの買い物行動には、顧客の生活そのものが反映される。ライフスタイルを知りさえすれば、圧倒的に多様な商品カテゴリーを持つAmazonからみれば、マネタイズの機会はいくらでも作れる。

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