(※NIKKEI DESIGN 2017年8月号の記事を再構成)

企業にとって目に見えない資産ともいえる大切な「ブランド」。これを新たに再生したり、さらに強化したりしようとした成功事例を改めてお届けします。

Q 赤城乳業に学ぶ、お金をかけずにブランド力を維持するには?

【A】
「ガリガリ君」を販売する赤城乳業は、独自の商品開発やコラボ企画に必ずニュース性や話題性を持たせている。ユーザーが面白がってくれれば、ネットで拡散し、売り上げの向上につながるからだ。最近はリアルでの話題づくりも重視しており、地方自治体と共同開発する例も増やしている。

 アイスキャンディー「ガリガリ君」で知られる赤城乳業。ガリガリ君は2013年には販売本数が4億7500万本を記録し、年間で日本人1人当たり3本を食べている計算になった。2012年にはコーンポタージュ味やシチュー味など変わった味を販売したことがツイッターで評判になり、コンビニに納品した商品が3日間ですべて売り切れてしまった。

2012年9月に発売された「ガリガリ君リッチ コーンポタージュ味」(100円、税抜き)。この珍しい味の発売がツイッターで話題になった
2012年9月に発売された「ガリガリ君リッチ コーンポタージュ味」(100円、税抜き)。この珍しい味の発売がツイッターで話題になった
2017年に発売した山梨県とのコラボ商品「ガリガリ君リッチ 黒みつきなこ味」(100円、税抜き)
2017年に発売した山梨県とのコラボ商品「ガリガリ君リッチ 黒みつきなこ味」(100円、税抜き)

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