北川一成の分析

課題
・最もアピールしたい「おいしさ」が直感的に分かりにくい。
・商品の本質的価値が伝わりづらく、価格が高いと感じてしまう。
・商品名が商標登録できない。

検討
・災害時や緊急事態をイメージさせない、上質なグラフィックデザインを検討。
・商品名を変更せず、商標登録できる方法を弁理士や弁護士と共に模索。

解決策
・ロゴや商品説明の書体は古典的なフォントをアレンジして、シンプルで上質なデザインに。
・商標は「SURVIVAL」だけで登録。

デザインの限界をこう突破した!
 サバイバルフーズのパッケージは当初、保存性という機能を伝えることを重視したものだった。非常食のデザインとしては一般的な考え方だ。だが「おいしい食事が被災者に安心をもたらす」という観点からすると、おいしさを伝える力が不足していた。
 また、サバイバルフーズは、25年の超長期保存が可能なことを考えると長期的には決して高くないのだが、一般的な備蓄食と比べると高価格に見えてしまう。
 これらの課題を解決するには、非常食でありながら直感的に「上質でおいしそう」と感じさせることが重要だと考え、デザインを一新。商標登録できなかった「SURVIVAL FOODS」を「SURVIVAL」で商標登録し、ブランド保護を図るなど、デザインと知財戦略の両面でレベルアップを果たした。