「変なホテル」のブランディングを担当するGRAPHの北川一成氏とともに、広告やパッケージにとどまらない総合的なデザイン戦略の重要性を、実例を基に考える連載企画。第2回は、酔い止めサプリ「スパリブ」の後編。口コミでじわじわと人気が広がり、EXILEともコラボ商品を開発するなど、隠れたヒット商品だ。そのデザイン戦略を「課題」「検討」「解決策」の順に追う。

「スパリブ」の店頭用の什器。パッケージはシンプルなデザインだが、店頭では商品の特性が伝わるように、ワインやビールの写真をかたどったPOPを付け、酔い止めサプリであることを強調することもある
「スパリブ」の店頭用の什器。パッケージはシンプルなデザインだが、店頭では商品の特性が伝わるように、ワインやビールの写真をかたどったPOPを付け、酔い止めサプリであることを強調することもある

 「スパリブ」はアルコール代謝酵素をサポートする成分と、二日酔いなどの原因物質のアセトアルデヒドを中和する抗酸化成分の両方を含んだサプリメントだ。発売は2010年。2012年5月にGRAPHの北川一成氏が、ブランディングの一環としてパッケージデザインをリニューアルした。

 2013年から全国のファミリーマートで販売開始。後発かつ無名でありながら、現在はマツモトキヨシやドン・キホーテなどにも販路を拡大。着実に売り上げを伸ばし、すでに1回3粒換算で累計300万個販売したという隠れたヒット商品だ。

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