スノーピークに20年間在籍し、数々のヒット商品や新規事業の開発に携わってきた元執行役員の吉野真紀夫氏。2023 年1月、フレッシュペットフード事業、メディア事業、保護犬猫マッチング事業などを手掛けるPETOKOTO(東京・新宿)の執行役員 ブランドコミュニケーション本部長に就任した。20年間で培ったアウトドアブランドのノウハウをペット市場にどう生かすのか。異業界に転職を決めた理由や今後の展望について、吉野氏とPETOKOTOの大久保泰介社長に聞いた。
スノーピークで、テントやギアなどのヒット商品を次々と開発し、直近では新規事業開発や法人営業の先鋒に立っていた元執行役員の吉野真紀夫氏が、2023 年1月、フレッシュペットフードのサブスクリプションサービスなどを手掛けるPETOKOTOの執行役員 ブランドコミュニケーション本部長に就任した。
「ライフステージを考えたときに、どうしてももう一度、新しいチャレンジをしたかった」と吉野氏。今年で49歳。あと10年働くことを考えたとき、スタートアップかつ、広い視座で経営を手掛ける同社の大久保泰介社長の顔が一番に浮かんだという。
2人が知り合ったのは19年。大久保社長が大のスノーピークファンで、オフィスの椅子や机をスノーピーク製品にしようと、当時法人営業部にいた吉野氏にコンタクトをとったのがきっかけだった。吉野氏が大久保氏に突然連絡した際には「うちに入りたいと相談されて驚いた」と大久保氏は振り返る。
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