男性向け化粧品のバリエーションが増え、話題に上ることも目立ってきた「メンズメイク」。Z世代などの若者を中心に広がっているといわれるが、実際はどうなのか。今回は、メンズメイクの現状を、ヤフーの検索データを基にデータアナリストが分析し、ひもといた。年代別の検索割合や一緒に検索されているキーワードを細かく見ていくと、意外なヒットの芽も見えてきた。
男性のメイク(メンズメイク)が話題になっていることはご存じでしょうか。以下は、2018年7月~22年6月の「メンズメイク」の検索人数推移を表したグラフです。数はまだ少ないですが、だんだんと伸びてきていることが分かります。
ではどんな年代が検索しているのでしょうか。男性に絞り、年代別にヤフーユーザー全体における「メンズメイク」検索人数の割合を見てみましょう。22年1~6月のデータで分析すると、全体的に割合としてはまだ小さいですが、中でも16~25歳で最も検索されています。年齢が上がるにつれて大きく落ちていくのも特徴です。
「メンズメイク」よりも「男性美容」は裾野が広い
では、メンズメイクから少し広げて、男性の美容に関する検索傾向を年代ごとに見てみましょう。
「メイク」「コスメ」「美容」×「メンズ」「男」を含むキーワードを年代別に見てみました。こちらも22年1~6月のデータです。
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