個人間のコミュニケーションのみならず、企業と消費者がつながるツールとしても広がっているLINE。メルマガからシフトする企業も増えている。では、ソーシャルネーティブのZ世代などの若者は、どのように企業のLINE公式アカウントと付き合っているのか。企業のLINE活用支援を手掛けるコンシェルジュ(東京・千代田)の中里航平COOが、調査を基に解説する。
近年、webサイト上でのバナーやポップアップ、店舗のポスターに記載されたLINE公式アカウントの案内を見かけることが増えたのではないでしょうか。2012年に企業向けのLINE公式アカウント機能の提供が開始されてから、現時点で約37万のアクティブなアカウントが存在するといわれます。
個人のコミュニケーション手段として一般化しているツールを使い、日常的に顧客との接点がつくれる「LINEマーケティング」が注目される中、LINEユーザーは企業のLINE公式アカウントをどのように利用しているのでしょうか。
今回は20~60代の男女約1200人に行ったLINEの利用実態調査の結果を解説し、学生の頃から当たり前のようにLINEを使ってきたZ世代や20代が、どのように企業のLINE公式アカウントを利用しているかについてご紹介します。
20代女性は約7割が1社以上の企業公式アカウントを追加
どれくらいの企業のLINE公式アカウントを友だち登録しているのか聞いてみたところ、以下のようになりました。
20代のユーザーを見ると、6割強が1社以上を追加していると回答。特に女性については、約7割が1社以上の企業のLINE公式アカウントを友だちに追加しています。
また、20代女性の約35%が5社以上とも答えています。この比率は他世代と比べて高く、20代、特に女性は比較的多くの公式アカウントを追加し、閲覧している傾向が見て取れます。
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