「Z世代」「ミレニアル世代」など、私たちは生まれた年や年齢の“幅”によって世代を分け、消費トレンドやカルチャーを分析している。しかし、若年層に人気のTikTokではわずか1年の違いが大きく影響する。13歳になってTikTok解禁となった「08(ゼロハチ)世代」の子供が、まるで“大型新人”のように振る舞っている。

マーケティングの世界では様々な事象を「世代」で捉えることが多い(イラスト/24cdesignq1 Shutterstock)
マーケティングの世界では様々な事象を「世代」で捉えることが多い(イラスト/24cdesignq1 Shutterstock)

 幼い頃からスマホなどのデジタル機器に囲まれて育ったデジタルネーティブとして、「Z世代」が注目を集めている。Z世代はおおよそ1990年代後半から2000年代以降に生まれた人々を指す。Z世代の消費の傾向を探るべく、彼らが何に興味を持ち、どう考えるのかについて大人は日々調査を重ねている。

 Z世代以前は「ミレニアル世代」と呼ばれ、同様にデジタルネーティブとして注目を浴びた。日本では1986年前後に生まれた人たちを示す「86(ハチロク)世代」も有名だ。1999年2月、彼らが中学生のときにNTTドコモの「iモード」がサービスを開始し、大学生になり「Web2.0」を体験している世代だ。

 同じ年に生まれれば、同じ体験をする確率が高く、似たような価値観を持つ可能性が高い。そうした消費者群の動向を分析するため、研究者や評論家、マーケターなどが(キャッチーな)世代名を付けることが多い。一方で、その世代に属する人たちが自ら「私たちは○○世代」と名乗ることによってつながりを強めているような場合もあり、「世代」が生まれる背景は様々だ。

 実は、TikTokの世界にも独特な「世代」が存在する。TikTokで「#08」と投稿に記述されていれば、2008年生まれを指す。「#08と繋がりたい」と同年齢の人を誘っているハッシュタグもあるが、よく目にするのは「#08強すぎ」「#07勝ち組多すぎる」などのハッシュタグだ。これもユーザー発信による「世代」といえるだろう。

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