三越伊勢丹ビジネスソリューション事業部と大手デザイン会社の日本デザインセンター(東京・中央)が「GOOD MIND PROJECT」を立ち上げた。三越伊勢丹グループのネットワークを生かしたビジネス構想力と日本デザインセンターのクリエイティビティーを掛け合わせ、外部のパートナー企業・団体の事業を支援。その第1弾としてギグワークスがフードデリバリーサービス「QG DISH」を2022年5月に開始する。

ギグワークスが提供するプレミアムなフードデリバリーサービス「QG DISH」では2021年末のトライアル時に、おせち料理に「ご挨拶文」を添付した。日本デザインセンターが発案してデザインなどを手がけ、三越伊勢丹ビジネスソリューション事業部がナンテンの葉を手配した
ギグワークスが提供するプレミアムなフードデリバリーサービス「QG DISH」では2021年末のトライアル時に、おせち料理に「ご挨拶文」を添付した。日本デザインセンターが発案してデザインなどを手がけ、三越伊勢丹ビジネスソリューション事業部がナンテンの葉を手配した
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 「GOOD MIND PROJECT」は、三越伊勢丹ビジネスソリューション事業部と日本デザインセンターのDtoC(ダイレクト・トゥー・コンシューマー)企業向けの協業事業だ。三越伊勢丹ビジネスソリューション事業部は、1000社以上の一部上場企業など主に法人を顧客に抱え、クライアントの企業価値向上を担うBtoBビジネスを得意とする。

 一方の日本デザインセンターは、ウェブサイトやアプリケーションの開発、グラフィック、サイン計画などを手がける1959年創業の広告・デザイン制作会社だ。

 受託業務が多い両社は、受注者と発注者の関係では担当領域が限定され、それが本格的な課題解決の妨げになっていると感じていた。日本デザインセンターは、デザインの新たなマネタイズにつながるビジネスモデルを模索していたこともあり、今回の参画を決定したという。2022年1月に両社は協業を発表した。

初期費用なし、フラットな関係でゴールを目指す

 両社が持つさまざまなソリューションを掛け合わせ、参加するパートナー企業・団体の企業課題の解決に加えて社会課題の解決も狙う。いわばオープンイノベーションの場にしていくという。

 大きな特徴は、両社とパートナー企業・団体は、リスクを共有しながら新たなビジネスを創出しようとする点。両社への対価はレベニューシェアやプロフィットシェアといった売り上げや利益を分配する方式のため、パートナー企業・団体は、初期費用を負担することなく、ビジネスアセット、デザインアセットを活用できる。発注者、受注者という関係を超えて、フラットな関係でゴールを目指す。

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