Z世代の多くには、「推し」がいるといわれる。もはや「推し活」「オタ活」は特別なことではなく、当たり前の行動になり、消費にも大きな影響を及ぼしている。Z世代を研究するZ総研のトレンド分析担当が、アンケートに加え、推し活にいそしむZ世代2人に直撃し、推し活の消費行動の実態に迫った。

推し活の消費動向をZ総研の調査とヒアリングから探った
推し活の消費動向をZ総研の調査とヒアリングから探った
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 「Z世代」の消費行動に世の中が注目し始めるとともに、「推し事」「推し活」「オタ活」などオタク的活動を表す言葉を目にする機会が増えたと思います。Z世代の上の世代、「ミレニアル世代」が学生だった頃は、何かにオタク的に熱中することがあっても、今ほど大っぴらに公言しにくい風潮があったのではないでしょうか。

 Z世代は1990年代後半以降に生まれた若者たちを指すので、Z世代の多くが現在は学生時代を謳歌しているわけですが、オタクであることはもはや一種のステータスともいえる状況になっています。オタクにとって、とても生きやすい世の中になりました。

 実際にZ総研で行ったオタ活についての調査で「推しはいますか?」と尋ねたところ、なんと96.3%とほとんどのZ世代に推しがいることが分かりました。

「推しはいますか?」に多数が「はい」と回答。Z総研の調査(2021年7月9日~7月18日にインターネットで調査。全国の、12~15歳59人、16~18歳100人、19~22歳41人、23歳~25歳18人、計218人の女性が対象)による。以下のグラフも同様
「推しはいますか?」に多数が「はい」と回答。Z総研の調査(2021年7月9日~7月18日にインターネットで調査。全国の、12~15歳59人、16~18歳100人、19~22歳41人、23歳~25歳18人、計218人の女性が対象)による。以下のグラフも同様
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 今回はこちらの調査に加え、実際にオタ活にいそしんでいるZ世代の生の声を交えて、Z世代のオタ活事情、消費行動に迫っていきたいと思います。

今回、協力してくれたZ世代オタク2人

Hさん:97年生まれ、女性、推しは「NiziU」と「BinTRoLL」(ハマりかけ)
Kさん:99年生まれ、女性、推しは「すゑひろがりず」「祇園」「JO1」「INI」

  • NiziU:ソニー・ミュージックと韓国の芸能事務所JYPエンターテインメントの合同オーディションプロジェクト「Nizi Project」から誕生したグループ
  • BinTRoLL:主にYouTubeでゲームの実況動画を公開しているグループ
  • すゑひろがりず:吉本興業に所属しているお笑いコンビ
  • 祇園:吉本興業に所属しているお笑いコンビ
  • JO1:日本最大級のオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」から生まれたボーイズグループ。11人組で20年3月にデビュー
  • INI:オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」から誕生した、11人組のボーイズグループ。21年11月にデビュー

Z世代2人が今の推しにハマった理由とは

 今回意見を聞くZ世代の2人はどちらも推しがいますが、どういったきっかけでその沼にハマったのでしょうか。聞いてみました。

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