コーディネート写真の販促活用支援サービス「STAFF START」を展開するバニッシュ・スタンダード(東京・渋谷)は2022年2月8日、広告事業に参入する。新たに提供を開始する「STAFF START AD」は、利用企業がSTAFF START上にある自社のコーディネート写真を広告として配信できるサービス。テスト導入した企業では、以前の広告と比較してCVR(コンバージョン率)が平均1.9倍になる成果が表れている。コーディネート写真の活用の範囲を広げることで、導入企業のマーケティングの成果向上を目指す。

バニッシュ・スタンダード(東京・渋谷)は2022年2月8日から広告事業に参入する
バニッシュ・スタンダード(東京・渋谷)は2022年2月8日から広告事業に参入する

 新たに開始するSTAFF START ADは、STAFF STARTと連係した広告サービスだ。STAFF STARTは、アパレルなどのリアル店舗の販売員が自身のコーディネート写真などを、販売員向けアプリを通じて自社のECサイト、出店するECモール、SNSに掲載できるもの。従来、販売員にとっての「接客」といえば、対象は店舗の来店客のみだった。コーディネート写真などを通じた、オンラインでの“接客”を活用することで、販売員は全国の顧客へと対象範囲を広げられる。

 単にサイトに写真を掲載しやすくするだけでなく、販売員向けの管理画面で、各写真経由の売上金額なども把握できるのが特徴だ。ECモールなどの掲載先ごとの売り上げも分かるため、販売員は各モールの顧客と相性のいいコーディネート写真の分析なども可能。自分の写真が売り上げにつながっていることをデータで実感できるため、働くモチベーションの向上につながる。中には月間で1億円を売り上げるスタープレーヤーも現れているという。

コーデ写真の活用の範囲を拡大させる戦略

 こうした「売れるコーディネート写真」は企業視点で見れば、ECサイトにとどまらず、より幅広い顧客接点で活用したくなるのは当然だろう。そこで、STAFF STARTはさまざまなマーケティングツールとの連係を進めてきた。「MA(マーケティングオートメーション)」と連係することで、特定の商品を見た顧客に絞って、その商品を使ったコーディネート写真をメールで配信するといった施策が可能になった。「リコメンドエンジン」との連係では、お薦めコーディネートなどを提案できるようにした。

 ただ、これまでは自社ECの訪問・購入後の活用にとどまっていた。これを外部からの集客へと、活用範囲を広げるのがSTAFF START ADだ。導入企業は、STAFF STARTのデータで把握している売り上げ貢献度の高いコーディネート写真を選定して、外部の広告枠に広告として配信できるようになる。既存のデータから、売り上げにつながりやすいと推測されるコーディネート写真を選べるのはSTAFF STARTならではだろう。同サービスの導入にはSTAFF STARTの利用が条件となる。

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