「ブロ解」という言葉を聞いたことがあるだろうか。Z世代をはじめ若者がSNSでの人間関係を整理するときに使う手段だ。これ以外にも、いくつかの方法を用いて若者たちは過去の、そして不要になったつながりを断ち切っていく。彼ら彼女たちにとって人間関係の整理とは何か。若者の心理と併せて解説する。
「若者は交流を広げたい」という誤解
「フォロワーを増やして人気者になりたい」「誰もが憧れるスイーツを載せて『いいね!』を稼ぎたい」――若い世代ほどその思いが強いと考えるかもしれない。しかし、それは若者の一部にすぎない。
Z世代などほとんどの若者は、SNSを仲間内で楽しむために利用している。ハッシュタグをたくさん付けてフォロワー以外への拡散を狙うのは、有名になりたい理由がある人のみ。自撮りを公開で投稿する場合は、顔を隠す人も増えてきた ▼関連記事:“盛り”は古い? Z世代が自撮りで顔を隠し始めた理由とは 。若者はSNSの交流を広げたいとは、特に考えていないのだ。
しかし、今の若者は学生時代にSNSを始めているため、それなりのフォロワー数がある。小学校の幼なじみや大学時代の友人、バイト仲間、友人の友人などが混在し、もはや会うこともないような人ともつながり合っている。そんな混沌とした状態に決別すべく、若者はSNSの人間関係を「ブロ解」で整理する。
リムるか削除、ブロ解で整理する
SNSのフォロー、フォロワーを整理するには複数の方法がある。
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