ゲームをするだけで暗号資産を稼げ、生活ができるとしたら……。今、ゲーム業界で新しいトレンドとして注目を集めているのが、「Play to Earn(プレーして稼ぐ)」と呼ばれる仕組みだ。東南アジアを中心に加速するこの流行の背景を探っていくと、NFTの活用法、そしてメタバースにおける経済活動を生むためのヒントが見えてきた。

メタバースがトレンドとなる中、ゲーム空間で経済活動が回る仕組みに注目が集まっている(画像/Shutterstock)
メタバースがトレンドとなる中、ゲーム空間で経済活動が回る仕組みに注目が集まっている(画像/Shutterstock)

 今、ゲーム業界では「Play to Earn(プレー・トゥ・アーン)」というキーワードが注目を集めている。“プレーをして稼ぐ”という意味で、ゲームで遊ぶことでゲーム内通貨などを獲得し、それを換金して生活に充てていくことを指す。

 東南アジアを中心に大きなムーブメントとなっており、例えばフィリピンでは、街中でも多くの人がゲームに興じている姿を見かけるようになったという。そのブームを巻き起こしているのが、ベトナムのスタートアップSky Mavisが開発したNFTゲーム「Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)」だ。ゲーム内通貨や暗号資産を稼ぎ、それを換金して生活に使う。今や1日の大半をNFTゲームに費やす「専業ゲーマー」が、増えているという。

フィリピンなど東南アジアを中心に人気を集めるNFTキャラクター対戦ゲーム「Axie Infinity」
フィリピンなど東南アジアを中心に人気を集めるNFTキャラクター対戦ゲーム「Axie Infinity」

プレーヤー急増、「Axie Infinity」の巧妙な仕掛けとは?

 Axie Infinityは、「Axie(アクシー)」と呼ばれるかわいいキャラクターを集めて対戦させたり、育成したりして成長させるゲームだ。手軽にできるため、幅広い層の人気を集めている。通常のゲームと違うのは、アクシーはそれぞれ唯一性が証明されているということだ。この証明にはNFTが活用されている。どのタイミングで生まれたアクシーで、どのくらい育成されたのか、誰がオーナーであるのかといったデータがひもづけられ、特定できるようになっている。キャラクターやアイテムはゲーム内のマーケットで販売することが可能で、レア度の高いキャラクターなどは非常に高いレートで取引される。

Axie Infinityのオフィシャルトレーラー。アクシーと呼ぶキャラクターを組み合わせて新しいアクシーを生み出したり、成長させていく。アクシーはマーケットプレースで取引が可能だ

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