東急ハンズ、マルイ、セガ池袋GiGO――街の顔でもあった大型施設が相次いで閉店した池袋。その他にも多くの店舗が閉店した池袋の街を歩くと、早々に別店舗が入って営業しているケースも目に留まる。注目はコメダ珈琲店。もともと2店舗あった池袋で2021年、さらに2店舗を新規出店していた。

2021年、池袋に新たに2店舗をオープンしたコメダ珈琲店(写真は南池袋グリーン大通り店、記者撮影)
2021年、池袋に新たに2店舗をオープンしたコメダ珈琲店(写真は南池袋グリーン大通り店、記者撮影)

 1977年オープンの池袋マルイが2021年8月29日に、1984年オープンの東急ハンズ池袋店が2021年10月31日に、ハンズの斜め向かいにあった1993年オープンのアミューズメント施設「セガ池袋GiGO」が2021年9月20日に閉店と、街の顔でもあった大型店の閉店ラッシュが続いた東京・池袋。この他にも、20年の年明けから続く新型コロナウイルス禍で閉店した店舗は数多い。そこで記者は、閉店した店舗跡地の新店舗入居状況を、街歩きがてらリサーチしてみた。

サンシャイン60通りの二大看板店が閉店(21年9月18日に記者撮影)
サンシャイン60通りの二大看板店が閉店(21年9月18日に記者撮影)

 まず冒頭のマルイ、ハンズ、セガの3店の建物は、いずれも仮囲いが設置されていて、マルイとセガは工事が始まっている。跡地についての具体的な発表はまだない。

 セガ池袋GiGO閉店のニュースが流れた際には、多くのゲーマーから悲しみのツイートが投稿されたが、池袋がサブカルの聖地から後退するかというと、その心配はなさそうだ。セガ池袋GiGOが閉店して1カ月後の21年10月22日、真向かいのビルに「セガ池袋」がオープンした。運営元のGENDA SEGA Entertainment(東京・大田)は、この新店舗を「池袋プロジェクト第1弾」とうたっているため、第2弾も今後期待できそうだ。

 ハンズ真向かいのビルに入っていたアミューズメント施設「シルクハット池袋」が21年1月に閉店した際も、3カ月後にはアミューズメント施設「東京レジャーランド池袋店」がオープンした。セガ池袋に隣接する映画館「ヒューマックスパビリオン池袋サンシャイン60通り」の1階と地下1階には、19年暮れに「namco池袋店」がオープンしている。さらに、旧豊島区役所があったハレザ池袋エリアでは、「アニメイト池袋本店」隣の池袋保健所ビルを建て替えてアニメイトを増床する工事が進行中で、23年春にオープン予定だ。

閉店した松屋3店舗はすぐに埋まった

 池袋で閉店した店舗というと、牛めし・カレー・定食の「松屋」を思い浮かべる人もいるだろう。20年12月30日に池袋西口店、池袋サンシャイン通り店、東池袋店の3店が同時閉店したことはWebニュースにもなって驚きが広がった。

 この3店舗跡はいずれも21年中に別テナントが入っている。池袋西口店跡にはブランド品買い取り専門店「ブランディア池袋西口駅前店」(2階にはシーシャ店)、池袋サンシャイン通り店跡には海鮮ひつまぶしや天丼を提供する「羽田市場食堂 池袋サンシャイン60通り店」、東池袋店跡にはジュエリー販売店「K.UNO(ケイウノ)池袋店」が営業中だ。

 なお、明治通りを挟んで松屋東池袋店の向かいにあった吉野家池袋東口店は20年9月に閉店後、漢方薬局「誠心堂薬局池袋店」が21年1月にオープンしている。池袋の牛丼チェーンは、飲み会の後にふらっと立ち寄る客が多かったことから閉店の対象になったが、立地のよさと店舗サイズの手ごろ感から、すぐに後釜が決まった格好だ。

 池袋マルイがあった西口側では、マルイの向かいに立つ池袋西口センタービル3・4階に入っていた1965年開業の老舗台湾中華料理店「東明飯店」が、2020年9月に閉店。企業や団体の懇親会でよく利用されていた会場だったが、コロナ禍が宴会需要を直撃した。その跡には「カラオケまねきねこ池袋西口店」が入居している。

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