10代に人気の動画投稿アプリ「TikTok」では様々な流行が生まれている。なかでも「共有から○○開いて」は、大人には理解しにくい流行の1つだろう。いったい「共有から○○開いて」とは何か、解説する。

「TikTok流行語大賞2021」にノミネートされた言葉
「TikTok流行語大賞2021」にノミネートされた言葉

トレンドを生み続けるTikTok

 「TikTok売れ」が話題になっている。若者がダンスを踊って楽しむプラットフォームだと思われていたTikTokが、小説や食品の売り上げを爆増させ、高級車を成約に結び付ける現象まで巻き起こしている(関連記事:「21年ヒット商品1位は『TikTok売れ』 動画で消費を動かす」)。

 とはいえ、10代にとってTikTokは気軽にエンターテインメントを楽しむツールだ。NTTドコモ モバイル社会研究所が2021年5月に発表した調査(全国の15~79歳男女、スマホ・ケータイ所有者が対象)によると、特に10代はTikTokの利用率が31.1%と、他の世代に比べて圧倒的に高い。ちなみに20代のTikTok利用率は13.3%、30代は5.7%となり、以下どんどん少なくなっていく。全世代でならすと利用率は6.6%だから、10代のTikTok人気がいかに突出しているかがうかがえる。

 流行に敏感な若者に愛されているだけあり、TikTokでは常にトレンドが生まれている。「トレンド」の画面には人気急上昇中のハッシュタグがずらりと並び、ユーザー同士でまねして投稿する「ミーム」が発生する。21年の「TikTok流行語大賞」にノミネートされたハッシュタグには、「#うっせぇわ」「#顔半分だけ加工」「#超チルなラッパー」など、大人には少々ついていけないような言葉が並ぶ。

 「#うっせぇわ」は、女性アーティストのAdoが歌う「うっせぇわ」から派生したハッシュタグ。口パクや弾き語りなど、ユーザー同士でコラボしながらデュエットできる「#ポップコーンデュエット」スタイルで歌われ、人気となった。

 「#顔半分だけ加工」は、画面の半分だけに美顔加工を施すエフェクトを使った遊び。「加工なし」の箇所に移動しそうで結局しない動画や、「加工なし」では変顔をするなどの遊び方が生まれた。

 「#超チルなラッパー」は、ユーザーの「とびばこ」さんがコメントに対して、「進路指導室で“えーあーしの夢っすかー?超チルなラッパー”」と答えるように言ったことからまねする人が増えたもの。

 どれも楽しい流行だが、大賞にノミネートされた30のワード以外に、筆者が「10代ならでは」と感じた流行がある。それは「共有から○○開いて」シリーズだ。21年11月に発表されたマイナビティーンズラボ「ティーンが選ぶトレンドランキング」では、「共有からLINE開いて○番目」が「コトバ」部門の9位となった。

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