和菓子離れが進む中、新規顧客の獲得ができず、不振に陥っていた老舗和菓子店「五穀祭菓をかの」(埼玉県桶川市)。葛を凍らせて作ったアイス「葛きゃんでぃ」のヒットで、10年続いた赤字状態からV字回復した。葛きゃんでぃはどうやって生まれたのか。逆転のアイデアで黒字転換を果たした20代女将の決断を聞いた。
「1年目のヒットは偶然かもしれないが、2年連続の黒字は、周りの方々の応援と地道な積み重ねの成果だと自負している」
そう語るのは、1887年創業の和菓子の老舗「五穀祭菓をかの」の6代目女将である榊萌美氏だ。榊氏が考案した「葛きゃんでぃ」の大ヒットを転機に、それまで10年続いた赤字からV字回復。コロナ下でも好調を維持している。
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