ソニーや富士通は、「SFプロトタイピング」と呼ばれる新しい発想法を取り入れている。SF(サイエンスフィクション)のように未来を考え、イノベーションにつなげる手法だ。例えば、未来の世界をテーマにした短編小説を書き、その世界で使用される新しい製品やサービスなどを発想していく。今までにないアイデアが浮かぶ可能性が高そうだ。

「センス」がテーマの「オッド・ロマンス」はSF作家、津久井五月氏の作品
「センス」がテーマの「オッド・ロマンス」はSF作家、津久井五月氏の作品

 ソニーグループ クリエイティブセンターは、2021年8月末から9月中旬まで、東京・銀座にある「Ginza Sony Park」で「ONE DAY, 2050 / Sci-Fi Prototyping」を開催した。これは、Sci-Fi(サイファイ)プロトタイピングという手法で描いた未来の世界を示したもの。「センス」「ライフ」など4テーマで想定した「2050年の東京」を、社外のSF作家4人の短編小説や、クリエイティブセンターのデザイナー16人によるその時代に存在しそうな製品、サービスの展示用の試作などで提案した。

SF作家と未来を構想する

 Sci-Fiプロトタイピングは、一般的にSFプロトタイピングと呼ばれる。サイエンスフィクションなどを通じて描いた未来を起点に、新製品、新サービスなどを発想する手法だ。今回の取り組みには、SF作家と未来を構想するコンサルティングサービスを提供するWIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所が参加している。

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