米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズはビデオ会議サービス「Zoom」でオンラインイベントを開催できる新機能の提供を開始した。現時点では英語環境のみだが、Zoomだけでイベントの設定から告知、チケット販売から分析まで管理できる統合プラットフォームとなった。
2021年7月21日(現地時間)に、Zoomのオンラインイベント機能「Zoom Events」としてサービスを開始した。イベントやプログラムの設定、告知、参加者の受け付け、参加者同士の交流、実施結果の分析といったオンラインイベントの開催に必要な機能をカバーする。
これまでZoomとイベント申し込みサイトやイベントのプラットフォームサービスと連係させていた機能を、単独で実現できるようになった。「Cisco Webex」「Microsoft Teams」「Google Meet」を加えた4大ビデオ会議サービスの中で、Zoomは本格的なイベント開催機能に初めて対応した。
Zoom Eventsの担当者は「あらゆる規模の企業が、カンファレンス、顧客イベント、トレードショー、社内イベントなどをZoom上でシームレスに管理できるようにした。インタラクティブに対応できる機能も盛り込んだ」と説明する。
有料チケット発行や収支管理も可能に
これまでセッションが複数あるような中規模以上のイベントでは、Zoomとチケット発行サービスや専用のプラットフォームサービスを連係させているケースが多かった。こうしたイベントがZoomのみで実現できるようになる。
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