プロスポーツチームのようにユニホームに企業やブランドのロゴを入れると、割引を受けられる――。ユニホームにスポンサーロゴを入れることで、最大半額で購入できるECサービス「Outfitter(アウトフィッター)」は、事業開始から1年弱で約5000枚を販売。リピート率が2割を超えたという。

ユニホームに企業やブランドのロゴを入れることで、最大半額で購入できるECサービス「Outfitter(アウトフィッター)」
ユニホームに企業やブランドのロゴを入れることで、最大半額で購入できるECサービス「Outfitter(アウトフィッター)」

 アウトフィッターはオンライン上でユニホームをオーダーできるECサービス。欧州でスポーツ用品ECプラットフォームを展開するSIGNA Sports United GmbH(ドイツ・ベルリン、以下SSU)とイオンが出資したイオン・シグナ・スポーツ・ユナイテッド(東京・中央)が運営しており、2020年6月のサービス開始から21年3月までで、約500チームに5000枚を販売。21年は1200チームに1万2000枚の販売を見込んでいる。

 購入者はまず、ナイキやアディダスといった有名ブランドのユニホームからデザインや色を選択。続いてスポンサーロゴを、胸元、袖、パンツに配置する。割引率は競技によって異なるが、サッカーやフットサル用ユニホームだと胸元で3割引き、袖で1割引き、パンツに入れるとさらに1割引きとなり、最大半額になる仕組みだ。ユーザーの7割が3カ所すべてにロゴを入れており、1回のオーダーで平均15枚、多いチームだと40枚ほど注文するという。

胸元だと3割引き、袖だと1割引き、パンツに入れると1割引きとなり、最大半額になる仕組み。オーダー画面でスポンサーロゴを選択すると、割引率が表示される。画面ではスポンサー料として商品代金(8250円)の半額となる4125円が割引に
胸元だと3割引き、袖だと1割引き、パンツに入れると1割引きとなり、最大半額になる仕組み。オーダー画面でスポンサーロゴを選択すると、割引率が表示される。画面ではスポンサー料として商品代金(8250円)の半額となる4125円が割引に

 サービス提供の背景には、アマチュアスポーツチームが金銭的に困っている現状がある。「例えば、サッカーのユニホームは上下セットでソックスまでそろえると1万円程度、背番号や名前を入れるとさらに費用がかかる。少年サッカーチームは遠征費などの負担もあり、ユニホームを新調できるのは4年に1回程度。『今年は3、4年生分だけ』などと工夫しながら、ボロボロになるまで使っている」(同社営業部部長兼チームスポーツ事業部マネジャーの愛甲英城氏)

 さらに、「スポンサーロゴはデザインの一部として位置づけている。ロゴを胸につけて走るとプロ選手のような高揚感があり、ユーザーからは『プロと同じものが欲しい』という要望もある」と愛甲氏。実際、マークの加工もプロ球団や日本代表のユニホームなどを手がける協力会社に業務委託し、仕上がりもプロ仕様だという。

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