「Twitter」で特定のキーワードをつぶやいた人に対して、リアルタイムで広告を配信できるサービス「リアルタイムキーワードターゲティング」の国内提供が始まった。電通、電通デジタルがTwitter Japanと共同で開発。既にCTR(クリック率)が10%上がった活用例もある。ニーズが顕在化した瞬間を捉えて広告を配信できるサービスの登場で、よりリアルタイムに顧客の欲求を満たす提案が可能になる。

(写真/Shutterstock)
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 リアルタイムキーワードターゲティングは、電通が独自開発したTwitter向け広告配信システム「kizuna communication(以下kizuna)」を機能拡張して開発した。同システムはTwitterのツイートデータを収集して解析し、利用者をツイートで分類して広告配信に利用する仕組み。広告主の商品やサービスに関連したキーワードを設定すると、そのキーワードを含むツイートした人を対象に、Twitterのタイムライン上に広告ツイートを配信する。簡単な例を挙げれば、「クルマ+乗った」を含むツイートをしている人に、自動車保険の広告を配信するといった具合だ。

 利用者のツイートに関連して広告を配信するため、関心につなげやすい広告商品と言えるだろう。ただし、これまでの配信対象は、過去7日間以内にツイートしたTwitter利用者だった。この点が瞬間的に発生したニーズを捉えるという面では機能が不十分だった。

 瞬間的に発生したニーズを表すツイートの一例は、「喉が渇いた」「Wi-Fiを使いたい」などが挙げられる。従来のキーワードターゲティングで飲料の広告を配信して訴求したとしても、該当のツイートが3日前の投稿だった場合は、そのニーズは失われている可能性は高い。

 「既に興味が薄れた可能性がある利用者も対象に、広告が配信されていた」と電通データ・テクノロジーセンタープラットフォーマーデータ部の友井大将シニア・アナリストは振り返る。Twitterはそのときの感情や欲求をツイートする利用者が多い。ツイートを追うことで、リアルタイムに顧客の興味関心が移り変わる様子を捕捉可能なプラットフォームだ。友井氏はその価値を最大限に引き出したいと考えた。

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