自宅にいながら習い事感覚で「プロの料理」を楽しめるミールキットが「シェフレピ」だ。これまで家事を楽にする「家事改善型」のミールキットが一般的だったのに対し、手間と時間をかけながら学ぶ「スタディー型」のミールキットを提案する。

「シェフレピ」は、料理人のテクニックや食材の知識といった知的財産を学べる「スタディー型」のミールキットサービスだ
「シェフレピ」は、料理人のテクニックや食材の知識といった知的財産を学べる「スタディー型」のミールキットサービスだ

 プロの料理人の味を自宅で作れる――。

 なかなか収束が見えないコロナ禍で「おうち時間」が増える中、自宅でもワンランク上のプロの味を楽しめるミールキットが登場している。日本能率協会総合研究所(東京・港)の調査によると、ミールキット市場は年々拡大しており、21年度には1600億円、24年度には1900億円規模になると見込まれている。

 飲食店情報サイトを運営するぐるなびは、ミシュランガイド掲載店の料理を取り寄せることができるサービス「プレミアムミールキット」を始めた。食材には下ごしらえが施されており、自宅で作り方の動画を参考に調理するだけで、お店の味を楽しめる。

 ミールキットなどの食品宅配を展開するオイシックス・ラ・大地(東京・品川)は、レストランやホテル向けのカラフル野菜を消費者向けに販売するほか、同社が展開するミールキットサービス「Kit Oisix」のメニュー、献立セット「ちゃんとOisix 5days」としてパッケージ化した。普段はレストランやホテルなど外でしか食べられない野菜を味わうことができるだけでなく、コロナ禍に伴う飲食店の営業時間短縮や休業の影響で、出荷量が減少しているシェフ専用野菜を作ってきた農家を応援することにもつながっている。

お手軽よりも、スキルアップ

 一般的なミールキットは、素材がカットされていたり下味が付いていたりと、あらかじめ下ごしらえされた状態で自宅に届くため、日々の家事や買い物などを楽にする目的で利用されているものが多い。かつ、家庭でも手軽にプロの味を楽しめるというのが、最大のセールスポイントだ。そんな中、ある種お手軽さと逆行するような「スタディー型」という新しい切り口でミールキットを提供するのが、efoo(イフー、東京・杉並)の「シェフレピ」だ。

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