ドリームインキュベータがアウトドアなど趣味の雑誌を多数出していた老舗出版社、枻(えい)出版社の24媒体を譲り受け、子会社「ピークス」(東京・千代田)を設立した。デジタルメディアが伸長する中、わざわざ紙媒体を買収した意図は何か。2021年2月5日の会社始動から2カ月。2人の代表取締役に話を聞いた。

ピークス代表取締役社長の白土学氏(左)とドリームインキュベータ執行役員でピークス代表取締役の半田勝彦氏(右)(左写真/小野さやか)
ピークス代表取締役社長の白土学氏(左)とドリームインキュベータ執行役員でピークス代表取締役の半田勝彦氏(右)(左写真/小野さやか)

 2021年2月9日に民事再生法の適用を申請した枻出版社。同社の24媒体(24誌)と、枻出版社の子会社で趣味領域のコンテンツ配信やマーケティングソリューションを手がけてきたピークスが“新生”ピークス(東京・千代田)として、再始動した。

 再始動をバックアップしたのは、ベンチャー投資やビジネスプロデュースを手がけるドリームインキュベータだ。枻出版社の24媒体および、子会社の事業を買収した意図は何か。

 「メディアビジネスではなく、ファンビジネスととらえ、その拡大を目的にアプローチした」とドリームインキュベータ執行役員でピークスの代表取締役、半田勝彦氏は語る。

「フック」と「回収エンジン」でもうける

 今回の買収には、前段がある。ドリームインキュベータの事業の1つ、「ファンマーケティング事業」で成功したビジネスモデルだ。

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