日経クロストレンドがまとめた「トレンドマップ 2021上半期」調査の消費キーワード編。長引くwithコロナの中で、将来性スコアを伸ばしたキーワードは大きく2種類。「マルチハビテーション」「ワーケーション」というライフスタイルを示すものと、「サステナブル消費」「エシカル消費」に代表されるSDGs(持続可能な開発目標)関連だ。一方で、大きくスコアを落とした意外なキーワードもあった。
「トレンドマップ2021上半期」は、日経クロストレンドのメディア活動で協力を得る約50人のアドバイザリーボードのメンバーに加えて、日経クロストレンド、日経トレンディ編集部員へのアンケートを2021年2月後半から3月上旬にかけて実施して算出した。トレンドマップは右にいくほど経済インパクトが大きく、上にいくほど将来性が高いことを示す。では、消費キーワードの最新トレンドマップを解説していこう。
21年のマーケ・消費・技術トレンドは? 全85キーワード指標調査
【マーケティングキーワード編】
伸びるマーケ分野は脱クッキーとSDGs、音声SNSは弱含み【調査】
【消費キーワード編】
消費の軸が変わるか サステナブル、エシカルが急浮上【調査】 ←今回はココ
ライフスタイルにまつわる2キーワードが続伸
20年8月に行った前回調査比で、今回スコアの上昇幅が最も大きかったのは「マルチハビテーション」。多拠点生活を意味する言葉で、0.25ポイントの増加だった。コロナ禍の影響が深刻さを増しつつある20年2月に行った前々回調査比でも0.47ポイント増と、コロナ禍以降の2期連続での上昇を見せた。
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