「インスタグラム」などのSNSの投稿(UGC)を、自社ECで活用する動きが加速している。そんな中、吉野家やワークマンといった多くの企業に採用されているインスタとECの連携サービスを展開するのがvisumo(ビジュモ、東京・渋谷)だ。同社にUGC活用のコツを聞いた。
SNSの中でも、ECとの連携が加速しているのが「インスタグラム(Instagram)」だ。2018年には投稿画像から直接ECサイトへ飛べるショッピング機能を実装しており、ECへの流入口としても企業が積極的に活用を拡大。昨今、急拡大中のD2Cブランドも、インスタグラムをブランディングと誘客のカギとしてフル活用している。
実はもう一つ、ECでの活用法として注目すべき取り組みがある。ユーザーがインスタグラムに投稿した写真や動画などの「UGC(User Generated Content、ユーザー生成コンテンツ)」を、自社サイトで活用し、連動してプロモーションを展開することだ。
インスタのUGCを活用するサービスの1つが、visumo(ビジュモ、東京・渋谷)の「visumo social curator」(ビジュモソーシャルキュレーター)だ。吉野家やワークマン、ABCマート、Zoff、ロフト、大丸松坂屋オンラインショッピングなど、300以上の企業やECサイトが活用している。
具体的な活用方法はまず、インスタグラムのハッシュタグやキャプションで書かれた自社に関連するキーワードを軸に、social curatorから検索して投稿を収集する。次に、使用したいUGCを投稿したユーザーに連絡を取り、掲載許諾を得る仕組みだ。許諾を得たらUGCを自社のECサイトにアップ。どのUGCがどの程度クリックされたのかが検証でき、さらにはCVR(コンバージョン率)を算出することもできる。導入企業にとっては、UGCの収集から使用許諾、ECサイトへの掲載、効果の検証まで、一貫してできるのがメリットだ。
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